MESSAGE

一期一会の出会いを、 こだわりのコーヒーとスイーツ、 職人の技と魂が宿る種々の器で。 種々の器で。

新鮮な魚介や旬の野菜が並ぶ朝市の活気と、
季節の移ろいとともに表情を変える潮風、
そして多くの旅情が交差する場所に
位置するカフェ、KALPA。

かけがえのない出会いの瞬間を、
一生の思い出にするために。
何気なく交わされた会話の中に、
消えることのない“しるし”を刻むために。
この地にて永く培われた伝統に、
新しい息吹を吹き込むために。

そのために、
手間暇を惜しむことなく、
この一杯に、気持ちを込めて。
このひと皿に、想いを乗せて。

くつろぎ、憩い、笑い合い、
そして、伝え、つないでいく。
輪島から、すべての場所へ。
すべての場所から、輪島を訪れた人へ。

MANAGER

八重門亮輔

YAEKADO RYOSUKE

明治元年よりつづく八重門漆器店の五代目当主。生誕から高校までを輪島の地で過ごし、大学進学と同時に上京。そのまま一般企業へと就職し、2013年に輪島へと帰還。地元の飲食店での勤務を経て、KALPAのオープンと同時に店長に就任。そこから現在に至るまで、店舗の運営のみならず、オリジナルコーヒーや新メニューの開発にも精を出している。 また「高級で扱いづらい」という印象を持たれがちな輪島塗に、時代に合わせた新しい感性を吹き込むべく、自身も漆器の企画やプロデュースを行う。さらに輪島漆器青年会の会長を務め、地元の学校を回ってワークショップを開催するなど、伝統文化の継承、普及・啓蒙活動にも力を入れている。

QUALITY KALPAのこだわり

for COFFEEコーヒーへのこだわり

おもてなしの気持ちを、ハンドドリップの
挽きたてコーヒーに乗せて。

KALPAで提供しているコーヒーは、石川県にある3店舗のコーヒー専門店とコラボレーションすることでつくり出されたオリジナルブレンドの豆を使ったもの。また季節に合わせて、世界各国から厳選して集めた豆を丁寧に抽出することで出来上がるスペシャリティーコーヒーも提供しています。ゆったりとした時間が流れる空間の中で、輪島ならではの漆器の口当たりを確かめながら、極上の1杯をお楽しみください。

forCOFFEE

for FOOD食材へのこだわり

季節と“能登らしさ”を感じられる
地元の新鮮食材を使用。

たとえばジンジャーエールの元となる生姜。クレープのトッピングに使うりんご。かき氷のシロップになるイチゴや酒粕……。KALPAでは地元でとれる新鮮な食材や素材を用いて、すべてのメニューを店内で一つひとつ手づくり。輪島に来たからこそ食べられる“能登らしい”一品で、旅の思い出にちょっとした感動や発見がプラスされることを願い、一切の手間暇を惜しむことなく、店長自らが腕を振るいます。

forFOOD

for DISHES器へのこだわり

コーヒーもスイーツも。職人がつくる
世界にたったひとつの器で。

KALPAでは、運営母体である八重門漆器店でつくられた漆器を中心に、縁のある漆芸家や陶芸家といった作家による器を使って、コーヒーやスイーツなどのメニューを提供しています。器が変わることで、コーヒー自体の味や、それを飲む人の気持ちにも変化が生まれる。そんな都会のカフェではなかなか得られない体験をしていただくことで、器がもつ魅力やチカラが伝わることを目指しています。

forDISHES

CREATORS コラボレーションしている作家さんたち

  
YUKAKU

YUKAKU

漆塗り

遊び心を大切に、笑顔のもとになるようなものを。

2018年設立。2019年に工房を開設。高岡クラフトコンペティション2018「福福」奨励賞。石川県デザインセンター選定商品、『きもちとかたち』にて「MINAMO」「HEN」「菓子刀」が入選。国際漆展・石川2020「福福」入選。漆をより広く伝えるということをコンセプトに、今まで見たことがないものを作りたいと考えています。笑顔のもとになるようなものが作れたら。

  
辻椀木地木工芸

辻椀木地木工芸

木地づくり

伝統工芸に、新しい生活様式とサステナビリティをプラス。

石川県輪島市の椀木地屋の四代目として生まれ、石川県挽物轆轤技術研修所を卒業以降、家業の辻椀木地木工芸に従事。轆轤(ろくろ)と刃物を使い、木を削ってお椀やお皿など丸ものを制作。毎年、名古屋三越を中心に酒器展に参加。2020年11月に日本橋木屋 大丸心斎橋店にて、初の個展「木地師 辻正尭 作品展」を開催。自ら挽いた椀木地に拭き漆技法を中心に塗りを施し、木の良さ、木目の美しさを最大限に生かした漆器を作っています。

  
北濱蒔絵工房

北濱蒔絵工房

加飾

職人として、そしてクリエイターとして、技を磨き続ける。

昭和54年、輪島生まれ。平成11年より蒔絵師、浦出勝彦氏に師事。平成27年、輪島蒔絵組合青年会会長に就任。平成30年、経済産業大臣指定伝統的工芸品 輪島塗、加飾部門伝統工芸士に認定。「輪島塗蒔絵組合見本展」技術保存会会長賞、「輪島塗加飾見本展」輪島蒔絵業組合賞など、入選、入賞多数。職人としては「技術に終わりはなく、常により良いものづくり」を、自主創作では「創りたいものを作る」を一番に考えています。

for COMMUNICATIONコミュニケーションへのこだわり

ほんのちょっとした出会いや会話、
その中で生まれる絆を大切に。

オススメのレストランや、ガイドブックには載らない観光スポット、記憶の断片にも残らないような何気ない世間話……。朝市を訪れた観光客の方々と交わす些細な会話が私たちの宝物であり、一期一会の出会いと、その中で生まれる小さな絆こそが、KALPAを運営する意味と言っても過言ではありません。いつか再会できることを願い、まずは元気にご挨拶。そして「いってらっしゃい」とお客様を送り出します。

forCOMMUNICATION

HISTORY 八重門漆器店の歴史

創業明治元年。160年以上に渡って 150年以上に渡って 輪島の地で漆器を扱ってきた由緒正しき店舗です。 由緒正しき店舗です。

KALPAから徒歩約2分。朝市通りと垂直に交わる1本の路地に面したところに、KALPAの運営母体である『八重門漆器店』があります。KALPAの店頭で漆器に興味をもったお客様が、そのまま歩いて移動し、作品を見にいくこともしばしば。店内奥にある蔵の中には、創業当時につくられた見本椀など、職人たちの技や誇りの結晶である貴重な作品たちが数多く残っており、輪島の地に息づく歴史と伝統を今に伝え続けています。

店内奥の蔵には、重厚な雰囲気が残る。

職人が施す繊細な技に、思わず息を呑む。

当時の帳簿には、お椀の形のメモ書きも。

時代を超えて愛されるポップなデザイン。

唯一無二の格式を令和の時代へと伝える。

創業時の見本椀は、色褪せない輝きを誇る。

ACCESS アクセス情報

  • 住所

    〒928-0001石川県輪島市 河井町2-72-1

  • 電話番号

    0768-22-0036

  • 営業時間

    8:30~17:00※火曜と木曜は12:00まで

  • 定休日

    水曜日

お車の場合

  • (金沢方面から)のと里山海道「内灘IC」から「能登里山空港IC」を降り、輪島方面へ。

バスの場合

  • (金沢方面から) 「金沢駅西口」から乗車し「輪島マリンタウン」へ。

飛行機の場合

  • 羽田空港から「のと里山空港」へ(通常1日2便) そこから路線バスや、ふるさとタクシー、レンタカーあり。